鍵屋の扉

鍵屋にいらっしゃいませ

初めての鍵屋さん体験記

家の鍵の調子が悪くなり、鍵屋さんを探しました。
電話帳やネットで調べてみたところ、すごくご近所にあることがわかりびっくりです。
普段何気なく歩いているところにも鍵を扱っているお店があるのですね。
まったく気づきませんでした。
というわけで、周囲を見ずに歩いている自分を実感しながら鍵屋さんに出かけたのですが、住所の場所辺りを探してもなかなか見つかりません。
いったいどこに?さんざん歩き回ってようやく発見したのはごくごく小さな看板です。
「鍵・錠前」と書いたかなり古い看板が……、足元にありました!なんと看板が置かれていたのは、以前利用したこともある馴染みの自転車屋さんの隅です。
鍵屋さんは専門のお店だけなのかと思っていたのですが、他のお仕事と兼業のお店もあるのですね。
まったく知りませんでした。
自転車を買う時にお世話になった店長が機械で鍵を直してくれましたよ。
私の持っていた鍵は長年使っていたせいで歪んでいたらしく、すぐまっすぐに直してくれました。
さらに相談して新たにスペアキーを作ってもらったのですが、あれは溝のない状態の物を機械で細かく削り出して作るのですね。
なんとも職人技という雰囲気で興味深く見てしまいました。
スペアキーの作り方は細かく言うと二種類あり、持っていった鍵の凹凸をそのまま再現する方法と、鍵の凹凸から鍵穴側の方の構造を予想して修正しながら作る方法が存在するとのことでした。
もちろん後者の方がより精度の高い鍵にできるため、スペアキーからさらにスペアを作る際には後者の方法で作れる専門家を訪ねる方がいいそうです。
ホームセンターなどでも前者の簡単な複製はできますが、本職の鍵屋さんだと後者ができることが多いのでしょうね。
その後、自宅の鍵穴の方も歪んでいないか見た方がいいと言う話にもなりました。
まだ実際に来てもらうというところまでは話していないのですが、出張も可だそうです。
いろいろと相談に乗ってもらえて親切だなぁと感じました。
新しい種類の鍵もいろいろと見せてもらったので、こちらの交換も少し検討してみようかと思います。