私には、頭のボケかけた母がいます。
家は、すぐ近所なのですが、別に住んでいます。
その母が、家の金庫の鍵をなくし、金庫が開かなくなってしまったのです。
このような頭のボケかけた母がいるところでは、よくある話ではないかと思います。
このような母がいる場合、火事を起こすこと、家の鍵の掛け忘れや、キーを失うことは、絶えず、心配しておかないといけません。
思っていたとおりのことが起こってしまったのです。
金庫の中には、年金手帳も入っていますし、貯金通帳もありますし、印鑑もあるのです。
これは、困ったことになったと思いました。
金庫の鍵は、ダイヤル式です。
簡単に開けることができるものではないのです。
かといって、これは、人に相談ができません。
それで、ネットで調べてみたのです。
このような場合、どうすればいいのか、記事があるかも知れないと思ったのです。
そしたら、このような場合、鍵屋に電話すると、開けてくれるようなことが書かれていたのです。
それで、さらに詳しく調べて、金庫を開けてもらえるところを探しました。
その中から、一番、信用できそうな会社を探し、そこに電話して、来てもらうことにしたのです。
でないと、後々、金庫を開けた人に泥棒に入られるかも知れないからです。
だから、このような場合には、料金が安いとか、高いとかというより、信用できる店に頼むのがいいと思ったのです。
しばらくすると、人が来てくれました。
すごく、丁寧で、きっちりした喋り口なので、これなら、大丈夫だと思いました。
それから、かなり時間が掛かりましたが、金庫を開けてくれました。
その方の話では、ドアの鍵なら、簡単に開くそうですが、金庫は、難しいらしいです。
まるで、映画をみているような感じになりましたが、金庫が開いたので、中身を取り出し、新しい金庫を買ってきて、その中に移し替えました。
それ以来、母の金庫ではあるのですが、また、同じことをやる可能性が強いので、私の妻が金庫を管理することにしました。